iPhoneの機種変更時に失敗しない為のバックアップから復元方法を徹底ガイド!
iPhoneの機種変更をするなら必ず必要になるのが「データのバックアップ」と「バックアップデータの復元」です。
この記事では、iPhoneの機種変更前に行うべきバックアップから新機種へ移行後のデータ復元方法・手順を徹底解説していきます。
また、機種変更時だけではなく、予期せぬ紛失や盗難、水没、画面破損等々、もしもの事態に備えて必ずiPhoneのバックアップは定期的に取ることをおすすめします。
是非、この機会にバックアップを取る方法からバックアップしたデータを復元する方法を見直しておきましょう。
【新型iPhone】
iPhone 15シリーズ予約受付中!

目次:
【最新】iPhone 15シリーズが予約・発売中!

9/15(金)21:00より、iPhoneの最新シリーズ「iPhone 15シリーズ」が予約開始されました。発売は9/22(金)〜です。
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのキャリアから予約・購入することができます。
今回のラインナップは「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」の4種類。
今回のシリーズではUSB Type-C端子が採用され、「iPhone 15 Pro」シリーズではA17 Proチップが搭載されたりと、より使いやすく高スペックなiPhoneとなっています。
また、「消音モード切り替えスイッチ」がカメラの起動やボイスメモ、翻訳の起動等、マルチにシステムを起動できるスイッチに変わったことも大きな特徴です。
■ iPhoneの予約・発売日
予約開始日 | 9/15(金)21:00~ |
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発売日 | 9/22(金) |
※横にスクロールできます。
iPhone 15 Pro Max | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Plus | iPhone 15 | |
容量 | 256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB | |
ディスプレイ | 6.7インチ 120Hz対応 常時表示 |
6.1インチ 120Hz対応 常時表示 |
6.7インチ | 6.1インチ |
CPU | A17 Proチップ | A17 Proチップ | A16 Bionicチップ | A16 Bionicチップ |
サイズ | 高さ159.9mmx 幅76.7mmx 厚さ8.25mm |
高さ146.6mmx 幅70.6mmx 厚さ 8.25mm |
高さ160.9mmx 幅77.8mmx 厚さ7.80mm |
高さ147.6mmx 幅71.6mmx 厚さ7.80mm |
重量 | 221g | 187g | 201 g | 171 g |
アウトカメラ | トリプルカメラ
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トリプルカメラ
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デュアルカメラ
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カラーラインナップ |
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バッテリー | ビデオ再生最大29時間 ビデオ再生(ストリーミング)最大25時間 オーディオ再生最大95時間 |
ビデオ再生最大23時間 ビデオ再生(ストリーミング)最大20時間 オーディオ再生最大75時間 |
ビデオ再生最大26時間 ビデオ再生(ストリーミング)最大20時間 オーディオ再生最大100時間 |
ビデオ再生最大20時間 ビデオ再生(ストリーミング)最大16時間 オーディオ再生最大80時間 |
バックアップしておくべきデータ

iPhoneの機種変更時にバックアップしておくべき主なデータは以下の通りです。
・電話帳・メール
・写真・動画・音楽・書類などのデータ
・LINEのトーク履歴やSNSアプリのデータ
・ゲームアプリ(パズドラやモンスト)などのプレイデータ
電話帳やメール、写真等のデータは、簡単な方法でバックアップですることが出来ます。
また、アプリデータについては、アプリ毎にバックアップ方法が異なります。再度ログインが必要な場合もあるので、必ずログインID、パスワードは記録しておきましょう。
バックアップはiPhoneだけでやるべきか、パソコンを使ってやるべきか

iPhoneのバックアップ方法は、大きく分けて以下の2つがあります。
・Apple(アップル)が提供しているオンライン上でバックアップが取れるクラウドサービス「iCloud」を活用する
・WindowsやMac等のパソコンを使ってバックアップが取れる「iTunes」を活用する
なるべく両方の手段でバックアップを取るのがおすすめです。もしもの時に備え、クラウド上とパソコン上どちらにもデータが保存されていればより安心です。
いずれもバックアップ前に把握しておくべき注意事項があるので、それぞれ解説します。
iPhoneだけでバックアップをする際の注意事項

iPhoneだけでバックアップをしたい場合は基本的に「iCloud」を使って行います。
iCloudとは、Apple(アップル)が提供しているクラウドサービスです。写真、ビデオ、書類、音楽、Appなどをオンライン上に保存できる便利なサービスです。パソコン環境を必要としないため、手軽にバックアップを取ることが出来ます。
注意点としては、iCloudの無料で使えるバックアップデータ容量は5GBまでということです。それ以上のバックアップデータがある場合は、追加料金を支払い、容量の上限を上げる必要があります。以下、現在のiCloudストレージ容量と料金をまとめました。
■ iCloudストレージ容量と料金
追加容量 | 月額料金 |
---|---|
5GB | 無料 |
50GB | 130円 |
200GB | 400円 (家族で共有可能) |
2TB | 1300円 (家族で共有可能) |
月額400円で、iCloudストレージ容量が200GB使えるので十分これで足りると言う方も多いのではないでしょうか。
また、200GBからは家族と容量をシェアできるので、一人では十分すぎるという方は家族とシェアしながら使うのもおすすめです。
使い方次第ではありますが、標準の容量が正直少なすぎるので、必然的に課金をしなければいけないケースが多い点がデメリットと言えるでしょう。
パソコンだけでバックアップをする際の注意事項

PC上でバックアップをしたい場合は基本的に「iTunes」を使って行います。
iTunesとは、Apple(アップル)が提供しているメディアプレーヤーで、MacやWindowsパソコン上で使用することができるソフトです。音楽や動画の管理ができる他、iPhone内のデータバックアップも取ることができます。
iTunesでのバックアップは、iCloudとは違い、容量制限はなく、無料で大容量のデータを保存することが可能です。また、iCloudよりもバックアップにかかる時間が短いのも嬉しいポイントです。
注意点としては、必ず対応するパソコン環境が必須になるのと、ケーブルとWi-Fi環境が必要です。
また、iPhoneに合わせてiTunesのバージョンも常に最新の状態にしておく必要があるのですが、iTunesのバージョンアップデートはPCのOSに依存します。
旧モデルのMacで起きうるケースなのですが、そのモデルの最新macOSが、iPhoneのバックアップに必要なiTunesのバージョンまでのアップデートに対応していないというケースがあります。
“手軽さ”という意味ではiCloudを使ったバックアップには劣ります。
バックアップ・復元手順:iCloudを使った場合

それでは、iCloudを使ったバックアップと復元手順をご紹介していきます。
iCloudでバックアップをする手順
iCloud上にデータをバックアップするには、以下の手順で行います。今回はiPhone XS Maxを使用しています。


【お名前(Apple ID)】→【iCloud】へ進む
既にアカウントをお持ちでログイン済みの場合は、アカウント名が表示されています。なお、iCloudでのバックアップを行うにあたり、アカウントは必須になります。


→ iCloudバックアップをオンにする
iCloudバックアップをオンにすると、「今すぐバックアップを作成する」が表示されるのでタップしましょう。iPhoneが電源に接続され、ロックされた状態かつWi-Fiに接続している場合にバックアップは始まります。
以上で、iCloudを使ったバックアップの設定は終了です。なお、iCloudストレージ容量の空きが少ないときはバックアップができないので注意しましょう。


→【iCloud】→【ストレージを管理】
iCloudのストレージ容量は、「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「ストレージを管理」で確認可能です。

「ストレージプランを変更」をタップする
ストレージプランを変更したい場合は、「ストレージプランを変更」をタップして進むことで変更することが可能です。ただし、5GB以上は追加料金が発生するのでご注意ください。
iCloud上のデータを復元をする手順
iCloud上のバックアップを復元するには、以下の手順で行います。

新しいiPhoneの電源ボタンを長押ししてを起動しましょう。起動後に一度初期化しましょう。初期化手順は以下のとおりです。


→「すべてのコンテンツと設定を消去」
バックアップ前に一度新しいiPhoneの初期化をして、クリアな状態でバックアップに備えましょう。

「iCloudバックアップから復元」が表示されたらタップする
初期設定を進めていくと、Wi-Fi設定を行う項目が表示されます。iCloud上のバックアップを復元するには、Wi-Fiを利用するため、必ずWi-Fi設定を行います。
次に、Appとデータの画面が表示されたら、「iCloudバックアップから復元」をタップしてデータを復元していきます。

最後にバックアップしたいデータを選択して復元します。
その他にも、iOS 11以降を搭載しているiPhoneでは、新しいデバイスへ自動的にデータを転送する「クイックスタート」からの復元もあるので、気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。
バックアップ・復元手順:iTunesを使った場合

それでは、次にiTunesを使ったバックアップと復元手順をご紹介していきます。
iTunesでバックアップをする手順
iTunesを使いパソコン上にデータをバックアップするには、以下の手順で行います。

まず、iPhoneとパソコンをケーブルで接続し、パソコン上でiTunesを開きましょう。設定によっては自動的にiTunesが開く場合もあります。上部左上のメニューにあるiPhoneのアイコンをクリックすると、設定画面が開きます。

iTunes上中央にあるバックアップ欄の自動的にバックアップから「このコンピュータ」にチェックを入れます。
すぐにバックアップしたい時は、右にある「今すぐバックアップ」をクリックしましょう。

iPhoneで使用しているパスワードなども保存したい場合は、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れましょう。その際に、バックアップのためのパスワード設定が求められます。
好きなパスワードに設定することができますが、復元する際に必要となるパスワードとなるので、必ず忘れないようにしましょう。
以上で、パソコンのiTunesを使ったバックアップの設定は完了です。
iTunes上のデータを復元をする手順
iTunesを使いパソコン上のバックアップを復元するには、以下の手順で行います。

まず、新しいiPhoneとパソコンをケーブルで接続し、パソコンのiTunesを開きましょう。設定によっては自動的にiTunesが開く場合もあります。
「このコンピュータが”◯◯”上の情報にアクセスするのを許可しますか?」の表示が出たときは「続ける」をクリックします。
その後、iPhone側で「信頼」をタップし、パスコードを入力して接続完了です。接続が終わると、上部左上のメニューにあるiPhoneのアイコンを表示されるのでクリックします。
【注意】次の画面で「新しいiPhoneへようこそ」と表示された場合は、「このバックアップから復元」にチェックを入れて、そのまま復元するデータを選び、「続ける」をクリックすると復元を開始することが出来ます。

iTunesのバックアップ欄にある「バックアップを復元」を選びクリックします。次にバックアップされているデータ一覧から復元したいデータを選択し、「復元」をクリックします。(※「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れた場合は、パスワードを入力します。)
以上で、パソコンのiTunesを使ったバックアップの復元は完了です。
その他クラウドサービスを使ったバックアップも可能!
iCloudでのバックアップは、一括してほとんどのデータをバックアップできる利点もありますが、データ容量によっては月額料金がかかるプランにせざるを得ない場合があります。
そんな時に役立つのが、一部データだけiCloud以外のサービスを使う方法です。無料サービスを使って一部データを保存し、iCloudで保存するデータ容量を減らすことも検討してみるといいかもしれません。
今回は、一例として大容量の写真や動画のデータを預けられるGoogle Photo(グーグルフォト)をご紹介します。誰でも簡単に写真や動画をクラウド上に保存することができます。まずは、AppStoreより「Google Photo」アプリをダウンロード、およびインストールを行います。


→ 左上のサブメニューを押す


→「バックアップと同期」をオンにする
「Google Photo」を使えば、高画質(無料、容量無制限)でデータをバックアップが行えます。写真データが膨大だという方にもオススメです。是非、iCloudと併用して使ってみてください。
アプリのデータをバックアップするには?

SNSやゲームアプリのデータは、アプリ毎にバックアップの方法が異なります。新しいiPhoneを購入する前に事前のチェックと機種変更前にアカウントとの紐付けなどの設定を必ず確認しておきましょう。
今回は、代表的なSNSアプリ「LINE」とゲームアプリ「モンスト」のゲームデータのバックアップ方法をご紹介します。
「LINEのトーク履歴」のバックアップ
「LINEのトーク履歴」のバックアップ手順は以下の手順です。


→左上の設定ボタンをタップ

→「今すぐバックアップ」を押す
トークのバックアップから「今すぐバックアップ」を押すとLINEのトーク履歴がiCloud上にバックアップされます。
ゲームアプリ「モンスト」のバックアップ方法
「モンスト」のプレイデータバックアップ手順は以下の通りです。





XFLAGアカウントへログイン後、バックアップを完了することが出来ます。非常に簡単な手順なので、是非事前に確認しておきましょう。
まとめ

バックアップから復元まで、どちらも事前の準備さえしておけば、失敗しないバックアップから復元をスムーズ行うことができます。
今回ご紹介したバックアップで特におすすめしたいのは、iCloudを利用した自動バックアップです。iCloudを使ったバックアップは、条件さえ整えば自動で毎日バックアップを作成されます。
もしもの時に備えて、いつでも直近のデータをバックアップしてくれるiCloudを利用しない手はありません。是非、この機会に一度バックアップ方法を見直すきっかけにしてみてください。