格安SIMとは?デメリット・メリットと選び方をわかりやすく解説

カテゴリ: 格安SIM
「スマホ料金を安くしたいけど、格安SIMがどんなものかよく分からない…。」そんな悩みに、仕組みからデメリット・メリット・選び方まで丸ごと答えます。
結論から言うと、格安SIMとは大手キャリアの通信回線を借りて、月額料金を大きく抑えたスマホサービスのことです。設備コストがかからないぶん、大手キャリアの半額以下で使えるプランも珍しくありません。
この記事では、格安SIMの「とは→デメリット→メリット→選び方→iPhoneでの使い方→おすすめ」を、初心者にもわかりやすい順番で解説します。読み終えるころには、自分に合った格安SIMが選べるようになります。
- スマホ・Wi-Fiの乗り換え/申し込みはモール経由で還元
- 固定費の見直しついでにポイントも貯まる
- 貯めたポイントはPayPayなどに交換できる
目次
格安SIMとは?わかりやすく解説
格安SIMとは、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の回線の一部を借りて通信サービスを提供する事業者(MVNO)のことです。自社で設備を持たないぶんコストが低く、月額1,000〜3,000円ほどで使えるのが最大の特徴です。

格安SIMの仕組み(MVNOとMNOの違い)
大手キャリアが自社の設備で通信しているのに対し、格安SIMは大手キャリアの設備の一部を借りて通信サービスを提供しています。
この仕組みから、大手キャリアを「MNO(移動体通信事業者)」、格安SIM事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼びます。
格安SIMは設備投資や整備の運用コストがかからないぶん、その分を料金へ還元できます。さらに事業者やプランが多く価格競争が激しいため、キャリアより安く選択肢が豊富です。
一方で、MVNOが使えるのはキャリア設備の「一部」なので、利用者の多い場所・時間帯(昼休みや夕方など)は速度が低下しやすいという弱点もあります。ただし借りている回線そのものはキャリアと同じため、つながるエリアはドコモ・au・ソフトバンクと同じで、地方や山間部で圏外になるといったことはありません。
「サブブランド」「オンライン専用プラン」との違い
厳密には、キャリアが自社回線で出すオンライン専用プラン(ahamo・povo・LINEMO)や、キャリア傘下のサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)は、回線を「借りている」わけではないためMVNO=格安SIMではありません。
ただ「大手キャリア本体より安いプラン」という意味では同じ立ち位置のため、モバレコを含め一般的にはこれらもまとめて「格安SIM(格安スマホ)」と呼ばれています。本記事でも広い意味で紹介します。
大手キャリアと格安SIMの違いは「料金」と「通信品質」
大手キャリアと格安SIMの最大の違いは「料金の安さ」と「通信品質の安定度」です。以下に違いをまとめました。
| 大手キャリア(MNO) | 格安SIM(MVNO・サブブランド) | |
|---|---|---|
| 月額料金の目安 | 7,000円〜1万円ほど | 1,000円〜3,000円ほど |
| 通信品質 | 混雑時も安定して速い | 混雑時間帯に遅くなることがある |
| 店舗サポート | 全国に店舗あり | オンライン中心(一部は店舗あり) |
「多少の速度は妥協できるから、とにかく料金を安くしたい」方には格安SIMが、「常に高速でないと不安」「対面サポートが欲しい」方には大手キャリアが向いています。
格安SIMのデメリットは?注意したい3つ
格安SIMの主なデメリットは「混雑時に速度が遅くなる」「店舗サポートが少ない」「キャリアメールが有料になる」の3つです。順に解説します。
| 格安SIMのデメリット |
|---|
| 時間帯・場所によって速度が遅くなることがある |
| 申し込みや初期設定は自分で行うケースが多い |
| キャリアメールが有料になる |
1. 時間帯・場所によって速度が遅くなることがある
格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りているため、昼休みや夕方などアクセスが集中する時間帯に速度が遅くなることがあります。これが格安SIM最大のデメリットです。

引用元:QTモバイル公式サイト
高速道路に例えると、大手キャリアは3車線、格安SIMは2車線のイメージです。車(通信量)が増えると2車線のほうが混みやすく、渋滞(速度低下)が起きやすくなります。
速度低下が心配な人は、混雑時でも速度が安定しやすいサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)やキャリアのオンラインプラン(ahamo・povo・LINEMO)を選ぶと安心です。mineoの「パケット放題 Plus」のように、最大1.5Mbpsで使い放題になるオプションを持つMVNOもあります。
2. 申し込みや初期設定は自分で行うケースが多い
格安SIMは料金が安いぶん、人件費や店舗コストを抑えているため、申し込みや初期設定はオンラインで自分で行うケースが多いです。
とはいえ、SIMを差してAPN設定(初期設定)をするだけの簡単な作業です。手順は各社が公式サイトで案内しており、iPhoneならプロファイルを入れるだけで完了するものもあります。不安な人は、実店舗のあるUQモバイル・ワイモバイルや、有料の初期設定サポートを用意する事業者を選びましょう。
3. キャリアメールが有料になる
キャリアメール(@docomo.ne.jp・@ezweb.ne.jp・@softbank.ne.jp)は、格安SIMに乗り換えるとそのままでは使えなくなります。乗り換え前にGmailなどのフリーメールを用意しておきましょう。
キャリアメール持ち運びサービス
各キャリアとも月額330円で、乗り換え後もキャリアメールを使い続けられます。無料ではなくなる点に注意してください。
格安SIMのメリットは?大手より安い3つの理由
格安SIMの最大のメリットは、大手キャリアと同じ回線を使いながら、月額料金を数千円単位で節約できることです。主なメリットは次の3つです。
| 格安SIMのメリット |
|---|
| 大手キャリアより料金が安い |
| 豊富なプランから自分に合ったものを選べる |
| 長期のしばりや解約金がないプランが多い |
1. 大手キャリアより料金が安い
格安SIMは、大手キャリアの半額以下で使えるプランが多いのが最大の魅力です。
たとえば大手キャリアの無制限プランは割引なしだと1万円を超えることも珍しくありません。一方、楽天モバイルはデータ無制限で月額3,278円(税込)。同じ「たくさん使う」でも、月に数千円の差が出ます。1〜20GB程度の中容量なら、日本通信SIMの1GB 290円(税込)のように月1,000円未満で持てるプランもあります。
大手キャリアの少〜中容量プランを使っている人ほど、乗り換えで毎月のスマホ代を大幅に節約できます。
2. 豊富なプランから自分に合ったものを選べる
格安SIMは事業者・プランが非常に多く、使い方に合わせて細かく選べるのがメリットです。「とにかく安く」も「毎月20GBは欲しい」も、ぴったりのプランが見つかります。
参考:データ容量ごとに合った使い方
| 容量(月) | 合った使い方 |
|---|---|
| 1GB | メールの確認やLINEの連絡が中心 各社とも最安クラス。Webの軽い閲覧やLINEが中心なら十分です。 |
| 3GB | SNSやサイト閲覧など一般的な使い方 格安SIMで主流の容量。短時間なら動画も見られます。 |
| 5〜6GB | キャリアからの乗り換えで迷ったとき テザリングも少し使いたい、容量に不安がある人向け。 |
| 10GB | YouTubeなどをそれなりに楽しみたい 自宅ではWi-Fi併用という人におすすめの中容量帯。 |
| 20GB | 無制限までは不要だが大容量が欲しい 動画・アプリ・ゲームをたっぷり使っても安心です。 |
| 無制限 | ネットはスマホ中心・テザリングも多用 データ量を気にせず使いたい人向け。楽天モバイルなどが対応。 |
3. 長期のしばりや解約金がないプランが多い
いまはキャリアも2年しばりを廃止していますが、格安SIMは最低利用期間や解約金がないプランがさらに多いのが特徴です。データ通信専用プランなどはいつでも解約でき、「まずは試してみたい」人でも気軽に始められます。
格安SIMの選び方は?失敗しない4つのポイント
格安SIMは「料金プラン・使う回線・サポート体制・キャンペーン」の4点を比較すれば失敗しません。順にチェックしましょう。
| 失敗しない格安SIMの選び方 |
|---|
| いくつかの料金プランを比較する |
| つながりやすい回線を選ぶ |
| サポート体制を確認する |
| キャンペーン・口コミをチェックする |
1. いくつかの料金プランを比較する
同じデータ容量でも、事業者によって料金は変わります。たとえば3GBならLINEMOベストプランは990円(税込)、NUROモバイルのVSプランは792円(税込)。20GBならワイモバイルよりahamo(30GB 2,970円)のほうが割安、というように差が出ます。1社だけで決めず、必ず複数のプランを比べましょう。
2. つながりやすい回線を選ぶ
格安SIMは、使う回線で「ドコモ回線系」「au回線系」「ソフトバンク回線系」に分かれます。今つながりやすいキャリアと同じ回線を選ぶと、乗り換え後も電波の心配が少ないです。自宅や職場でつながりやすいキャリアを基準に選びましょう。
3. サポート体制を確認する
格安SIMのサポートは、大きく次の3タイプに分かれます。申し込みや初期設定が不安な人は、実店舗があるか、有料サポートがあるかを必ずチェックしましょう。
- サポートなし(すべて自分で行う)
- 有料でサポートを受けられる
- 実店舗があり対面サポートを受けられる(UQモバイル・ワイモバイルなど)
4. キャンペーン・口コミをチェックする
格安SIMはキャッシュバックや月額割引、端末セット割引などのキャンペーンでさらにお得になります。あわせて、通信速度やサポート対応の実際の口コミ・評判も確認しておくと、乗り換え後のギャップを防げます。
格安SIMでiPhoneは使える?
格安SIMでiPhoneは問題なく使えます。今持っているiPhoneをそのまま使う方法と、格安SIMのセット販売でiPhoneを購入する方法の2通りがあります。

手持ちのiPhoneをそのまま使う場合
今使っているiPhoneを格安SIMで使うときは、次の2点を確認しましょう。
- SIMロックが解除されているか(購入したキャリア以外で使うには解除が必要。最近の端末は原則SIMロックなしで販売)
- 使いたい格安SIMの「動作確認済み端末」に載っているか(公式サイトで機種名を検索して確認)
SIMロックは、キャリアのマイページや店頭で無料で解除できます。あとはSIMを差してAPN設定(初期設定)をすれば、いつものiPhoneがそのまま使えます。回線を同じキャリア系にそろえると、より確実に使えます(例:auで買ったiPhone→au回線系の格安SIM)。
格安SIMのセット販売でiPhoneを買う場合
手持ちの端末が古い場合は、格安SIMとiPhoneをセットで購入するのも手です。ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルなどはiPhoneを取り扱っており、乗り換え時に端末割引が受けられることもあります。iPhoneの型番選びに迷ったら、動画やゲームをどれくらい使うかで容量を決めると失敗しにくいです。
iPhoneとAndroid、2台持ちや仕事用の使い分けを考えている人は、1台で2回線使える「デュアルSIM」も便利です。
格安スマホはどこがいい?おすすめの格安SIM
格安スマホはどこがいいか迷ったら、今使っているキャリアの系列プランを選ぶと失敗しにくいです(ドコモ→ahamo、au→UQモバイル/povo、ソフトバンク→ワイモバイル/LINEMO)。乗り換え手続きや電波の相性で悩みにくくなります。以下は2026年7月時点の代表的なプランです。
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| サービス | 回線 | 代表プラン(データ/月額・税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ahamo | ドコモ | 30GB/2,970円 | 5分かけ放題込み・大盛りで110GB |
| UQモバイル | au | 35GB/3,828円 | 10分かけ放題込み・実店舗サポート |
| povo | au | 基本料0円+トッピング | 使う分だけ追加できる |
| ワイモバイル | ソフトバンク | 30GB/4,378円(割引で2,398円〜) | 家族割・実店舗サポート |
| LINEMO | ソフトバンク | 3GB/990円〜 | LINEギガフリー |
| 楽天モバイル | 楽天/au | 無制限/3,278円 | 使った分だけの段階制 |
| 日本通信SIM | ドコモ | 1GB/290円〜 | 最安クラスの料金 |
※料金は2026年7月時点。割引適用条件は各社公式サイトをご確認ください。
ドコモユーザーはahamo

ahamoはドコモが提供するオンラインプランです。30GBで月額2,970円(税込)、5分以内の国内通話が無料。さらに大盛りオプション(+1,980円)で110GB・4,950円まで拡張できます。ドコモ品質の回線をそのまま使えるので、ドコモユーザーの乗り換え先として有力です。
- 30GBで2,970円(税込)とわかりやすい
- 5分以内の国内通話が無料
- 大盛りオプションで110GBまで対応
auユーザーはUQモバイルかpovo
UQモバイル

UQモバイルはauのサブブランドで、混雑時も安定しやすい速度と実店舗サポートが魅力です。2025年からの新プランは次の2つです。
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| コミコミプランバリュー | トクトクプラン2 | |
|---|---|---|
| データ容量 | 35GB | 〜30GB(二段階制) |
| 月額料金 | 3,828円(10分かけ放題込み) | 4,048円(30GB時) |
| 割引 | 対象外 | 自宅セット割等で最大1,320円割引 |
※料金は税込。トクトクプラン2は自宅セット割(1,100円)+au PAY カードお支払い割(220円)適用時。
光回線やauでんきとのセット割が使える人は、割引後に安くなるトクトクプラン2も候補になります。
povo

povoは基本料0円で、必要なデータを「トッピング」として都度購入する仕組みです。月によって使う量が大きく変わる人や、サブ回線として持ちたい人におすすめです。
| povo2.0 主なデータトッピング | 料金(税込) |
|---|---|
| 1GB(7日間) | 390円 |
| 3GB(30日間) | 990円 |
| 20GB(30日間) | 2,700円 |
| 60GB(90日間) | 6,490円 |
| 150GB(180日間) | 12,980円 |
| データ使い放題(24時間) | 330円 |
※180日間、有料トッピングの購入などがないと利用停止・契約解除となる場合があります。
ソフトバンクユーザーはワイモバイルかLINEMO
ワイモバイル

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、速度の安定感と実店舗サポートが強みです。2026年6月からの新プラン「シンプル3」は次のとおりです。
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| シンプル3 S | シンプル3 M | シンプル3 L | |
|---|---|---|---|
| データ容量 | 5GB | 30GB | 35GB |
| 月額料金 | 3,278円 | 4,378円 | 5,478円 |
| 割引適用時 | 1,298円〜 | 2,398円〜 | 3,498円〜 |
※料金は税込。割引はおうち割 光セット(A)+PayPayカード割適用時。Lは10分かけ放題込み。
ソフトバンク光やソフトバンクAirを契約中の人は、割引が効いてお得に使えます。家族割も利用できます。
おトクなラインナップ
対象機種一括1円〜!
SIMのみ!最大26,000円PayPay還元
LINEMO

LINEMOはソフトバンクのオンライン専用プランで、LINEのデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」が特徴です。現在は段階制の「ベストプラン」と、30GBの「ベストプランV」があります。
| ベストプラン | ベストプランV | |
|---|---|---|
| データ容量 | 〜3GB/〜10GB | 30GB |
| 月額料金 | 990円/2,090円 | 2,970円(5分かけ放題込み) |
※料金は税込・2026年7月時点。ベストプランは使った容量に応じて自動で段階が変わります。
ベストプランV
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格安SIMに関するよくある質問

Q. 格安SIMって何?わかりやすく教えて
大手キャリアの回線を借りて、月額料金を安くしたスマホサービスです。設備コストがかからないぶん、大手キャリアより料金を大幅に抑えられます。回線はキャリアと同じなので、エリアはほぼ変わりません。
Q. 選び方をざっくり教えて
「料金プラン・使う回線・サポート体制・キャンペーン」の4点を比較すればOKです。迷ったら、今使っているキャリアと同じ系列のプランを選ぶと失敗しにくいです。
Q. 今の電話番号はそのまま使える?
使えます。MNP(乗り換え)の手続きをすれば、今の電話番号を引き継げます。最近はMNPワンストップに対応し、予約番号なしで乗り換えできる格安SIMも増えています。
Q. 格安SIMでiPhoneは使える?
使えます。手持ちのiPhoneをSIMロック解除して使うか、格安SIMのセット販売でiPhoneを購入します。契約前に、使いたい格安SIMの「動作確認済み端末」に載っているかを確認しましょう。
Q. ドコモ・au・ソフトバンクの格安SIMって何?
ドコモ系はahamo、au系はUQモバイル・povo、ソフトバンク系はワイモバイル・LINEMOが該当します。いずれもキャリア本体が自社回線で出す安いプランで、厳密にはMVNOではありませんが、広く「格安SIM」として紹介されます。
Q. 格安SIMをやめた人の理由は?
「思ったより通信速度が遅かった」という声が代表的です。混雑時間帯の速度が気になる人は、サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)やキャリアのオンラインプランを選ぶと安心です。
まとめ:格安SIMは仕組みを理解すれば料金を大きく節約できる
格安SIMとは、大手キャリアの回線を借りて月額料金を安くしたスマホサービスです。混雑時の速度低下などのデメリットはありますが、仕組みを理解して選べば、月に数千円の節約も十分に狙えます。
選ぶときは「料金・回線・サポート・キャンペーン」の4点を比較し、迷ったら今のキャリアと同じ系列のプランから検討するのがおすすめです。この記事を参考に、自分に合った格安SIMを見つけてください。










