iPhoneを格安SIMで運用する際に知っておくべきことまとめ おすすめの格安SIMも紹介!



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iPhoneが普及しはじめて10年近く経ち、今では誰もがスマホを持つのが当たり前の時代になりました。
もはや「生活必需品」とも言えるiPhoneですが、できることが増えるにつれて本体価格や毎月支払う料金は高くなっています。
大手キャリアで契約していると、分割払いでも毎月1万円近く使っているという人も多いのではないでしょうか。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、毎月のスマホ代を半額以下に節約することが可能です。
また、現在お手持ちのiPhoneを使う場合でも、SIMカードを差し替えて簡単な設定をするだけですぐに使い始められます。
本記事では、iPhoneで格安SIMを利用する際に知っておきたい注意点や、大手キャリアから乗り換えるとどれだけ安くなるのかについて詳しくご紹介します。
さらに、これまで20社以上の格安SIMを試してきた筆者が、おすすめの会社を4つに絞って解説します。格安SIM初心者の方は必見です!
iPhoneで格安SIMを使う際の注意点

iPhoneで格安SIMを使う場合、大手キャリアとは違って注意しておきたいポイントが4つあります。
①キャリアのiPhoneを使う場合はSIMロック解除に注意
②iOSアップデートは動作確認ができてから
③キャリアメールは利用できなくなる
④LINEアプリの年齢認証・ID検索はできない
キャリアのiPhoneを使う場合はSIMロック解除に注意
ドコモやau、ソフトバンクで契約したiPhoneには、他社回線で使えなくするためのSIMロックが掛かっています。
例えば、ドコモのiPhoneでドコモ回線の格安SIMを利用する事はできますが、auやソフトバンク回線の格安SIMは利用できません。この制限を解除する手続きがSIMロック解除です。
利用制限を解除することで、どのキャリアで購入しても様々な通信会社のSIMカードを利用できるようになります。
最初からSIMロックが掛かっていない「SIMフリー」モデルを購入すると、ロック解除の手続きは不要です。
少し前まではSIMロックは解除できないものでしたが、2015年5月から総務省の指摘を受けてSIMロック解除が義務化されました。2015年以降に発売されたスマホであれば、基本的にはSIMロック解除に対応しています。
SIMロック解除は各キャリアのマイページからであれば手数料無料で行うことができます。
iOSアップデートは動作確認ができてから
iOSのアップデートは格安SIMを使っていても実行できます。アップデートが出たらすぐに実行したいところですが、格安SIMを使うときは急いでアップデートしてはいけません。
格安SIMではOSのメジャーアップデートをすると、通信ができない不具合が発生したというケースが何度か発生しています。
アップデートが配信されたら、各社MVNOの公式サイトにて動作検証が行われたあとに行うのが安全です。
キャリアメールは利用できなくなる
キャリアメールとは、大手キャリアを契約すると付いてくるメールアドレスのこと。ドコモは「@docomo.ne.jp」、auは「@ezweb.ne.jp」、ソフトバンクは「@(i.)softbank.ne.jp」といったドメインが利用できます。
キャリアメールの特徴として、信頼性が高くパソコンなどとやり取りしても迷惑メールとして判定されづらいといったメリットがあります。
格安SIMにするとキャリアメールが使えなくなりますが、Gmailなどのフリーアドレスで代用することが可能です。これはiOSに限らずAndroidも同様です。
Gmailなら1つのメールアドレスを複数のデバイスで共有できるため、機種変更などの移行作業も不要でアカウントにログインするだけで同期されます。
LINEアプリの年齢認証・ID検索はできない
格安SIMでもLINEアプリを利用することはできますが、LINEアプリの年齢認証やID検索はできません。
年齢認証は大手キャリアの契約情報を照会しており、キャリア回線ではない格安SIMではログインできず、年齢認証後に使える「ID検索」も使えません。
LINEが運営している「LINEモバイル」なら、LINEモバイルの契約情報を照会するため、契約者が18歳以上であればどちらも利用することができます。
iPhoneを格安SIMで運用するとどれだけ安くなる?

「格安SIMにするとスマホ代が安くなる!」と言われていても、具体的にどれくらい安くなるのかイメージが湧かない方のために、以下の条件で料金比較シミュレーションを行ってみました。
■ドコモ
・ギガライト(~3GB)
・2年契約なし
・iPhone SE(第2世代)※128GB
・スマホおかえしプログラム適用
■LINEモバイル
・音声通話3GB(データフリー)
・iPhone SE(第2世代)※128GB
・Apple Storeで購入
どちらもデータ容量が3GB未満の利用、2年契約はなし、iPhone SE(第2世代)をドコモとApple Storeで購入した場合を比較してみます。
月額基本料
ドコモ | LINEモバイル | |
---|---|---|
基本料金 | ギガライト・2年契約なし (~3GB) 4,565円×24ヶ月=109,560円 |
音声通話3GB (データフリー) 1,628円×24ヶ月=39,072円 |
基本料金の差額 | – | 1ヶ月:2,937円 24ヶ月:-70,488円 |
端末代金
ドコモ | LINEモバイル | |
---|---|---|
端末代金 | iPhone SE(第2世代)128GB 1,738円×36回(62,568円) |
iPhone SE(第2世代)128GB(SIMフリー) 54,780円 |
キャンペーン | スマホおかえしプログラム※1 -1,738円×12回(-20,856円) |
– |
実質負担額 | 1,738円×24回(41,712円) | 54,780円 |
実質負担金の差額 | -13,068円 | – |
※価格は税込み表記。
※1:24か月目にプログラムを利用する(端末を返却する)場合
月額料金を比較すると、ドコモのギガライトが月額4,565円、LINEモバイルの音声通話3GB
(データフリー)プランが月額1,628円と3,000円近く差が付きました。
2年間にすると約7万円も安くなり、浮いたお金で新型のiPhoneを購入することだって夢ではありません。
端末価格はドコモの方が高くなっていますが、スマホおかえしプログラム(端末を2年後に返却)を利用すると、1年分の支払いが免除になります。
iPhoneを格安SIMで使う場合にはAPN設定を忘れずに

記事冒頭でも話したように、iPhoneを格安SIMで使うときはSIMカードを挿して初期設定が必要です。SIMカードの接続先を変更する「APN設定」を行うと使えるようになります。
APN設定とは「Access Point Name」の略で、iPhoneをモバイル回線でネットに接続するために接続先を指定する作業になります。大手キャリアで販売する端末では、キャリアに合わせた設定が予め設定されていますが、格安SIMは自分で設定する必要があります。
接続設定とは言っても、難しいことはありません。
格安SIM各社の公式サイトから「APN構成プロファイル」と呼ばれる設定ファイルをダウンロードして、画面の指示に従ってインストールするだけで完了します。
プロファイルのダウンロードはWi-Fiに接続し、iPhone標準ブラウザの「Safari」を使って行います。既にインストール済みのプロファイルがある場合や、APNを手動で設定している場合は一度プロファイルを削除してからダウンロードを行って下さい。
iPhoneにおすすめの格安SIM5選

最後に、様々な格安SIMを試してきた筆者がおすすめするiPhoneとの相性がいい格安SIMを5つご紹介します。
UQモバイル

UQモバイルは「混雑時でも通信速度が速い」とユーザーからの評価が高く、2年連続で総合満足度第1位を受賞しています。
現在はKDDI(沖縄のみUQモバイル沖縄)がサービスを提供しており、本家au回線と比べても非常に安定した速度が出ています。
余ったデータ容量の繰り越しや、手動で高速・低速切り替えが行えたり、口座振替に対応しているなど、使い勝手も良く多くの人におすすめできる回線です。分からないことがあれば全国のUQスポットや取扱店で相談することも可能です。
新プランの「スマホプランR」では、月間データ通信量を超過した際の通信速度制限が最大1Mbpsに高速化され、ますます使いやすくなりました。通信品質やデータ容量、通話定額オプションが追加できるなど、様々な用途に対応した多くの人に勧められる回線です。
・iPhone SE(第2世代)…64GB / 128GB
・iPhone 8(認定中古品)…64GB
LINEモバイル

LINEモバイルは、LINEやSNSサービスをよく利用する人と相性のいい会社です。
LINEの年齢認証やID検索が行えたり、月々の支払いにLINEポイントが使えるなど特典も多く用意されています。
基本プランに「データフリーオプション」を組み合わせることで、LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSICのデータ通信量がゼロになります。データ容量を使い切っても(通信速度制限に掛かっても)、データフリー対象サービスなら通信速度は変わらず高速通信が使えます。
その他の特徴として、データ容量が足りない家族や友人に自分の余ったデータ容量をシェアしたり、翌月に繰り越しすることができます。3キャリアの回線を取り扱っているため、SIMロック解除不要で使えます。
・iPhone SE(第2世代)…64GB / 128GB
・iPhone X(中古・美品)…64GB / 256GB
・iPhone 8(中古・美品)…64GB
3か月980円値引き
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mineo

mineoは株式会社オプテージが提供している格安SIMで、LINEモバイルよりも前にドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアに対応した会社です。全国に実店舗を構えており、窓口で即日開通することも可能です。
データ容量は500MB~30GBの6種類と豊富に用意されており、別途「パケット放題オプション(月額350円)」に加入すると、データ容量を使い切っても最大500kbpsで通信できます。
データ容量を家族とシェアする「パケットギフト」と「パケットシェア」をはじめ、mineoユーザー同士でシェアする「フリータンク」や「mineoレーダー」などがあり、データ容量が少なくなってもみんなで助け合うことができます。
独自のコミュニティサイト「マイネ王」で運営者とユーザー同士をつなぎ、交流が活発に行われています。Q&Aや掲示板を使って他のmineoユーザーに質問しやすく、格安SIM初心者の方にオススメです。
・iPhone SE(第2世代)…64GB / 128GB / 256GB
・iPhone 11…64GB / 128GB / 256GB
・iPhone XR…64GB / 128GB
・iPhone XS…256GB
データ専用SIMが
月々700円 ~!
BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは老舗インターネットプロバイダーのBIGLOBE(ビッグローブ)が提供している、docomoとau回線のマルチキャリア対応の格安SIMです。
料金プランは1GB~30GBまでの幅広いプランがあります。余ったデータ容量は利用プランのデータ通信量を上限として翌月へ繰り越すことができますし、通話時間に応じてかけ放題オプションをつけることもできます。
そしてBIGLOBEモバイル最大の特徴は「エンタメフリーオプション」。定額で、YouTubeやSpotifyといった動画・音楽配信サービスの通信量をカウントフリーで使えるというものです。
また、データ容量を複数の端末でシェアできる「シェアSIM」や、全国10万スポット以上で使えるBIGLOBE Wi-Fiといった人気のサービスもあり、1人ひとりの使い方に合わせたプランを選ぶことができます。
・iPhone SE(第2世代)…64GB / 128GB
1月31日まで!
ポイント還元キャンペーン実施中!
IIJmio

IIJmioは格安SIMが流行りだす前からサービスを提供している老舗の会社です。
iPhoneの新機種やiOSのアップデートが配信されると、いち早く動作確認を行って公開しています。
データ容量の翌月繰り越し、高速・低速通信の切り替えをはじめ、ページを読み込んだ瞬間だけ高速通信を行う「バースト転送機能」、音声通話がお得になる「みおフォンダイアル」、家族間の通話が割引される「ファミリー通話割引」など、欲しい機能は一通り揃っています。
混雑時の通信速度は他社と比べると今ひとつな印象がありますが、eSIMを発行できたり複数枚のSIMに対応するなど使い勝手は良好です。家族まとめて乗り換える方も多く、通信品質や安定感を求める方にオススメです。
・iPhone SE(第2世代)…64GB
・iPhone XR(中古・美品)…64GB
・iPhone 8…64GB
まとめ

格安SIMをiPhoneで使う場合の注意点やおすすめの格安SIMをご紹介しました。
国内で人気のiPhoneでも格安SIMは利用できるので、既にお手持ちのiPhoneがあればSIMカードを差し替えるだけで簡単に移行できます。
新たにiPhoneを購入予定の方も、SIMカードのセット販売や中古市場に多く出回っているため、初期費用を抑えて格安SIMに乗り換えできます。利用者が多いiPhoneだからこそ、分からないことがあれば身近な人に相談できるのも良いところ。
これから格安SIMへ移行する方は、今回紹介した内容に注意しつつ乗り換えるべきか検討してみてはいかがでしょうか。