格安SIMならiPhoneをお得に使える!おすすめの格安SIM・注意点・設定方法を解説
iPhoneを大手キャリアで契約していると、「分割払いでも毎月1万円近く使っている」という人も多いのではないでしょうか。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、iPhoneの月額料金を半額以下に節約することが可能です。
お手持ちのiPhoneを使う場合でも、SIMカードを差し替えて簡単な設定をするだけですぐに使い始められるので、iPhoneの料金が高いと悩んでいる人はこれを機に格安SIMへ乗り換えてみてください。
本記事では、iPhoneで格安SIMを利用する際に知っておきたい注意点や、大手キャリアから乗り換えるとどれだけ安くなるのかについて詳しくご紹介します。
さらに、これまで20社以上の格安SIMを試してきた筆者が、おすすめの会社を5つに絞って解説します。
格安SIMでiPhoneを使うまでの設定手順も解説していますので、格安SIM初心者の方は必見です!
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目次:
iPhoneにおすすめの格安SIM5選

ここでは様々な格安SIMを試してきた筆者がおすすめする、iPhoneとの相性がいい格安SIMを5つご紹介します。
ワイモバイル

シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
家族割orおうち割適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
基本データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
基本データ容量超過時 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
※価格は全て税込
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、ソフトバンクのキャリア回線を他社格安SIMより優先的に利用できます。
格安SIMの速度ランキングでは常に上位へランクインしており、「格安SIMに乗り換えても快適な速度は維持したい」という人におすすめです。
料金プランは「シンプルS/M/L」の3種類ですが、シンプルM/Lならデータを使い切っても最大1Mbpsの中速を維持できるため、速度制限にかかっても、Web検索はもちろんYouTubeも視聴できます。
ワイモバイルの料金は、1人で契約すると他社格安SIMより高めです。
しかし、ソフトバンク光やソフトバンクエアーとのセット割である「おうち割 光セット(A)」や、ワイモバイルの複数回線契約で利用できる「家族割引サービス」を適用させることで、最安990円まで安くなります。
そのため、自宅でソフトバンク光やソフトバンクエアーを契約している人や、1人または家族で複数回線スマホを契約する人は、ワイモバイルがおすすめです。
ワイモバイルでセット販売中のiPhone
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 12
- iPhone 11(64GB/128GB)※認定中古品
- iPhone 8(64GB)※認定中古品
- iPhone XR(128GB)※認定中古品
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UQモバイル

くりこしプランS +5G | くりこしプランM +5G | くりこしプランL +5G | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
自宅セット割適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
基本データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
基本データ容量超過時 or 節約モード時 |
最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
※価格は全て税込
UQモバイルは「混雑時でも通信速度が速い」とユーザーからの評価が高く、2年連続で総合満足度第1位を受賞しています。
現在はKDDI(沖縄のみUQモバイル沖縄)がサービスを提供しており、本家au回線と比べても非常に安定した速度が出ています。
余ったデータ容量の繰り越しや、手動で高速・低速切り替えが行えたり、口座振替に対応しているなど、使い勝手も良く多くの人におすすめできる回線です。
分からないことがあれば全国のUQスポットや取扱店で相談することも可能です。
基本プランの「くりこしプランM/L +5G」では、月間データ通信量を超過した際の通信速度制限が最大1Mbpsに高速化され、ますます使いやすくなりました。
通信品質やデータ容量、通話定額オプションが追加できるなど、様々な用途に対応した多くの人に勧められる回線です。
UQモバイルでセット販売中のiPhone
- iPhoneSE(第3世代)
- iPhone 12
- iPhone SE(第2世代)(64GB/128GB)※認定中古品
- iPhone 11(64GB/128GB)※認定中古品
- iPhone 11 Pro(64GB)※認定中古品
SIMのみのりかえで
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mineo

通常プラン「マイピタ」
シングルタイプ (データ通信のみ) |
デュアルタイプ (音声通話+データ通信) |
|
---|---|---|
1GB | 880円 | 1,298円 |
5GB | 1,265円 | 1,518円 |
10GB | 1,705円 | 1,958円 |
20GB | 1,925円 | 2,178円 |
お試し200MBコース | 330円 | 1,100円 |
※価格は全て税込
中速無制限プラン「マイそく」
シングルタイプ (データ通信のみ) |
デュアルタイプ (音声通話+データ通信) |
|
---|---|---|
スタンダード (最大1.5Mbps) |
990円 | |
プレミアム (最大3Mbps) |
2,200円 | |
24時間データ使い放題 | 330円/回 |
※価格は全て税込
※月~金の12時台は最大32kbpsに制限
mineoは株式会社オプテージが提供している格安SIMで、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア回線に対応した会社です。
全国に実店舗を構えており、窓口で即日開通することも可能。
料金プランは、毎月契約したデータ容量だけ高速通信を利用できる「マイピタ」と、最大3Mbpsでデータが使い放題になる「マイそく」から選択できます。
マイピタは1GB〜20GBまで4種類のデータ容量が用意されていますので、常にサクサク通信したい人や、自分にあったデータ容量分だけ契約したい人におすすめです。
月額385円の「パケット放題 Plus」を契約すると、専用アプリからスイッチを切り替えた時だけ、最大1.5Mbspで全コンテンツをデータ無制限で利用できます。
最大1.5MbpsあればYouTubeも楽しめますので、データを節約したい人は利用してみるといいでしょう。
一方マイそくは、通常時の最大速度が300kbps・1.5Mbps・3Mbpsの3種類にわかれており、どのプランを契約しても平日12〜13時は最大32kbpsに制限されます。
制限中はほぼスマホが使えない状態になるため、平日昼間はiPhoneを触らない、またはWiFiに接続して利用できる、データ無制限プラン希望の方におすすめです。
なお、マイそく契約者は1回330円の「24時間データ使い放題」を申し込むと、24時間はマイピタと同じ速度で通信できるようになります。どうしても高速通信が必要なときは、申し込んでみるといいですね。
mineoは、データ容量を家族とシェアする「パケットギフト」と「パケットシェア」をはじめ、mineoユーザー同士でシェアする「フリータンク」や「mineoレーダー」などがあり、データ容量が少なくなってもみんなで助け合うことができます。
独自のコミュニティサイト「マイネ王」で運営者とユーザー同士をつなぎ、交流が活発に行われています。
Q&Aや掲示板を使って他のmineoユーザーに質問しやすく、格安SIM初心者の方にもオススメです。
mineoでセット販売中のiPhone
- iPhone 13
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
mineo × mobareco
契約事務手数料3,300円無料キャンペーン中!
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは対象外
OCN モバイル ONE

音声対応SIM | SMS対応SIM | データ通信専用SIM | |
---|---|---|---|
500MB/月コース | 550円 | – | – |
1GB/月コース | 770円 | – | – |
3GB/月コース | 990円 | 990円 | 858円 |
6GB/月コース | 1,320円 | 1,320円 | 1,188円 |
10GB/月コース | 1,760円 | 1,760円 | 1,628円 |
※価格は全て税込
OCN モバイル ONEはドコモ回線を利用でき、ドコモの「エントリーMVNO」である格安SIMです。
500MBを550円(月10分のかけ放題付)で利用でき、初めてスマホを利用される方のお試し用SIMとしておすすめといえます。
また、OCN モバイル ONEは格安SIMの通信品質調査の中で、ドコモ回線通信品質にて3期連続1位を獲得しています。
さらに、2022年上半期、セット購入部門の総合満足度でも最優秀賞を獲得していますから、格安SIMでドコモ回線を利用したい人や、iPhoneをセット購入したい人にもおすすめです。
OCN モバイル ONEには500MB〜30GBまで7種のコースがありますが、月1でコース変更可能なので、そのときに合ったプランで無駄なく契約できます。
あまったデータ容量は手続き不要で翌月に繰り越されるので、契約コースが自分に合っていなくても、データがすぐ無駄になることはありませんよ。
OCN モバイル ONEでセット販売中のiPhone
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13
- iPhone 12(AirPods Pro付き)
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
6/12(月)まで
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IIJmio

表タイトル(ない場合はトルトメ)
※横にスクロールできます。
音声通話SIM | SMS付きSIM | データSIM (タイプDのみ) |
eSIM (タイプDのみ・データ専用) |
|
---|---|---|---|---|
2GB | 858円 | 825円 | 748円 | 440円 |
4GB | 1,078円 | 1,045円 | 968円 | 660円 |
8GB | 1,518円 | 1,485円 | 1,408円 | 1,100円 |
15GB | 1,848円 | 1,815円 | 1,738円 | 1,430円 |
20GB | 2,068円 | 2,035円 | 1,958円 | 1,650円 |
※価格は全て税込
IIJmioは格安SIMが流行りだす前からサービスを提供している老舗の会社です。
iPhoneの新機種やiOSのアップデートが配信されると、いち早く動作確認を行って公開しています。
データ容量の翌月繰り越し、高速・低速通信の切り替えをはじめ、ページを読み込んだ瞬間だけ高速通信を行う「バースト転送機能」、音声通話がお得になる「みおフォンダイアル」、家族間の通話が割引される「ファミリー通話割引」など、欲しい機能は一通り揃っています。
混雑時の通信速度は他社と比べると今ひとつな印象がありますが、eSIMを発行できたり複数枚のSIMに対応するなど使い勝手は良好です。
家族まとめて乗り換える方も多く、通信品質や安定感を求める方にオススメです。
IIJmioでセット販売中のiPhone
- iPhone SE(第3世代)(64GB)※未使用品
- iPhone 13(128GB)※未使用品
- iPhone 8(64GB) ※美品
MNPなら
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iPhoneをお得に使うならキャリアの格安プランもおすすめ

iPhoneをお得に使うなら、キャリアの格安プランもおすすめです。
キャリアの格安プランなら、通信速度や品質はキャリアと変わらぬまま、料金だけを安くできますよ!
ドコモの格安プラン「ahamo」

月額料金 | |
---|---|
20GB | 2,970円 |
100GB | 4,950円 ※大盛りオプション(1,980円)加入 |
※価格は全て税込
ドコモで購入したiPhoneをお持ちであれば、ドコモの格安プラン「ahamo」がおすすめです。
ahamoは20GBのデータ容量に5分かけ放題が付いたプランを、2,970円で契約できます。
また、80GB/1,980円の「大盛りオプション」を追加すれば、100GBを4,950円で利用可能です。
ahamoはデータ容量の上限なくテザリングも無料で利用できるため、自宅にネット環境がない人もahamo大盛りを契約すれば、ネットもスマホも十分まかなえるでしょう。
ahamoでセット販売中のiPhone
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone SE(第3世代)
auの格安プラン「povo」

povo2.0 | |
---|---|
1GB(7日間) | 390円/回 |
3GB(30日間) | 990円/回 |
20GB(30日間) | 2,700円/回 |
60GB(90日間) | 6,490円/回 |
150GB(180日間) | 12,980円/回 |
無制限(24時間) | 330円/回 |
※価格は全て税込
※180日間以上有料トッピング購入がない場合、利用停止や契約解除になる可能性あり
auで購入したiPhoneをお持ちであれば、auの格安プラン「povo」がおすすめ。
基本料金が0円で、データ容量・かけ放題・コンテンツ・サポートの中から自由に欲しいものだけをトッピングし、自分だけのプランを作ることができる点が特徴です。
データトッピングは1GB〜24時間使い放題まで6つのトッピングが揃っており、そのときの使い方に合わせて上手く追加していけば、毎月データも料金も無駄を省けます。
ただし、データトッピングには有効期限が設定されており、有効期限を過ぎると各サービスは利用できなくなります。
有効期限内に使い切れなかったデータは期限切れと同時に0に戻るため、povoを利用する際は有効期限に注意をしましょう。
なお、povoでは現在、iPhoneなどの端末のセット販売は行っていません。
LINEMO

ミニプラン | スマホプラン | |
---|---|---|
月額データ容量 | 3GB | 20GB |
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
※価格は全て税込
LINEMOは、ソフトバンクが提供する格安プランです。
現在端末のセット販売は行っていませんが、動作確認がされているiPhoneであればLINEMOでの利用が可能です。
LINEMOの料金プランは月額990円のミニプラン(3GB)と月額2,740円のスマホプラン(20GB)の2つがあります。スマホプランは速度制限後も、最大1Mbpsの速度で利用することが可能です。
またLINEのデータ通信がカウントフリーになる「LINEギガフリー」も特徴のひとつです。
現在LINEMOでは、ミニプランを契約で最大8ヶ月間実質無料キャンペーンを実施中なので、お得に乗り換えたい方はぜひ検討してみてください。
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無制限通信を3,278円で使える「楽天モバイル」

Rakuten UN-LIMIT Ⅶ | |
---|---|
1~3GB | 1,078円 |
3~20GB | 2,178円 |
20GB~無制限 ※1 | 3,278円 |
※価格は全て税込
※1 楽天回線エリア外は月間5GBまで。超過後は最大1Mbpsで利用可能。
楽天モバイルは楽天エリア内であれば、月額税込3,278円でデータ通信が無制限で利用できます。
キャリアの場合、データ無制限プランは月額7,000円以上かかりますし、格安SIMにも高速通信を維持した無制限プランはありませんので、無制限通信をお得に利用したいなら楽天モバイル一択といえます。
また、データ使用量が少ない月は自動で料金が安くなる従量制プランであるため、月によってデータ消費量が変わる人にもおすすめですよ。
その他、楽天モバイルのメリットは楽天ポイントが貯まるところです。
楽天ポイントは月々の利用料金に応じて貯まるのはもちろん、契約時や端末などを購入した際にも貯まります。
貯まったポイントは、楽天市場だけでなく楽天モバイルの支払いに充てることも可能です。
さらに、無料専用アプリ「Rakuten Link」から発信すれば通話料が0円になりますので、スマホで電話をかける機会が多い人も使いやすいでしょう。
楽天モバイルでセット販売中のiPhone
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone SE(第3世代)
iPhoneシリーズ
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格安SIMでiPhoneを使う際の注意点

iPhoneで格安SIMを使う場合、大手キャリアとは違って注意しておきたいポイントがあります。
格安SIMでiPhoneを使う際の注意点 |
・キャリアのiPhoneを使う場合はSIMロック解除が必要 ・機種によっては動作確認がとれていない場合がある ・iOSアップデートは動作確認ができてから ・キャリアメールは利用できなくなる ・LINEの年齢認証・ID検索ができない場合がある ・自分でAPN設定をする必要がある ・最新iPhoneの発売が遅い |
キャリアのiPhoneを使う場合はSIMロック解除が必要
ドコモやau、ソフトバンクで契約したiPhoneには、他社回線で使えなくするためのSIMロックが掛かっています。
例えば、ドコモのiPhoneでドコモ回線の格安SIMを利用する事はできますが、auやソフトバンク回線の格安SIMは利用できません。この制限を解除する手続きがSIMロック解除です。
利用制限を解除することで、どのキャリアで購入しても様々な通信会社のSIMカードを利用できるようになります。
最初からSIMロックが掛かっていない「SIMフリー」モデルを購入すると、ロック解除の手続きは不要です。
SIMロック解除は各キャリアのマイページからであれば手数料無料で行うことができます。
ただし、以下の条件に当てはまるiPhonebは、事前にSIMロックを解除された状態で販売されていますので、SIMロック解除不要です。
ドコモ
- 2021年8月26日までに発売された機種を一括払い、またはクレジットカードで購入した場合
- 2021年8月27日以降に発売された機種を購入した場合
au
- 2021年10月1日以降に発売された機種を購入した場合
- 2022年10月1日以降にauでスマホを購入した場合(iPhone 13シリーズを含む)
ソフトバンク
- 2021年4月14日~2021年5月11日にソフトバンクでスマホを一括払い、またはクレジットカードで購入した場合
- 2021年5月12日以降にソフトバンクでスマホを購入した場合
- ワイモバイルまたはLINEMOへ乗り換える場合
機種によっては動作確認がとれていない場合がある
格安SIMでは、機種によってSIMを正しく認識しなかったり、ネット通信や音声通話ができないものもあります。
そのため、契約前に利用したいiPhoneが契約予定の格安SIMで使えるかの確認が必要です。
動作確認がとれているかどうかは、格安SIM各社の公式サイト内にある「動作確認済機種」でチェックできますよ。
iOSアップデートは動作確認ができてから
iOSのアップデートは格安SIMを使っていても実行できます。アップデートが出たらすぐに実行したいところですが、格安SIMを使うときは急いでアップデートしてはいけません。
格安SIMではOSのメジャーアップデートをすると、通信ができない不具合が発生したというケースが何度か発生しています。
アップデートが配信されたら、各社MVNOの公式サイトにて動作検証が行われた後に行うのが安全です。
キャリアメールは利用できなくなる
キャリアメールとは、大手キャリアを契約すると付いてくるメールアドレスのこと。
ドコモは「@docomo.ne.jp」、auは「@ezweb.ne.jp」、ソフトバンクは「@(i.)softbank.ne.jp」といったドメインが利用できます。
キャリアメールの特徴として、信頼性が高く、パソコンなどとやり取りしても迷惑メールとして判定されづらいといったメリットがあります。
格安SIMにするとキャリアメールが使えなくなりますが、Gmailなどのフリーアドレスで代用することが可能です。これはiOSに限らずAndroidも同様。
Gmailなら1つのメールアドレスを複数のデバイスで共有できるため、機種変更などの移行作業も不要でアカウントにログインするだけで同期されます。
どうしてもキャリアメールが必要な方は、キャリアの解約時に「メール持ち運びサービス(有料)」を契約すると、格安SIM乗り換え後も引き続きキャリアメールが利用できます。
LINEの年齢認証・ID検索ができない場合がある
格安SIMでもLINEアプリを利用することはできますが、基本的にLINEアプリの年齢認証やID検索はできません。
年齢認証は大手キャリアの契約情報を照会しており、キャリア回線ではない格安SIMではログインできず、年齢認証後に使える「ID検索」も使えません。
しかし、以下の格安SIMならLINEの年齢認証およびID検索に対応していますので、必要な方は次の格安SIMがおすすめです。
LINEの年齢認証・ID検索ができる格安SIM
- ワイモバイル
- UQモバイル
- LINEMO
- mineo
- イオンモバイル
- IIJmio
自分でAPN設定をする必要がある
お手持ちのiPhoneを格安SIMで使う場合、SIMを差し替えたあとはご自身でAPN設定を行う必要があります。
APN設定を行わなければ4G LTE通信や5G通信ができませんので、格安SIMの公式サイトや申込時の書類などに記載されている手順に従い、設定を進めましょう。
格安SIMでiPhoneをセット購入した場合や、iPhoneを販売している格安SIMでSIMのみ契約した場合は、APN設定不要で使えることもあります。
最新iPhoneの発売が遅い
格安SIMはキャリアと違い、新作iPhoneが発売日に販売されません。
また、ProやPro Maxといったハイスペックモデルも発売されない傾向にありますので、最新iPhoneを発売日に購入したい人や、ハイスペックiPhoneを購入したい人はキャリアでの契約がおすすめです。
格安SIMでiPhoneを使うのはメリットが大きい

iPhoneで格安SIMを使うと、次のメリットが得られます。
格安SIMでiPhoneを使うメリット |
---|
・大手キャリアより大幅に月額料金を抑えられる ・安くiPhoneを購入できる可能性がある ・格安SIMには契約期間・違約金がない場合が多い ・カウントフリーオプションを提供している格安SIMもある |
ひとつずつ解説していきましょう。
大手キャリアより大幅に月額料金を抑えられる
格安SIMは月額料金がキャリアより安く設定されているため、キャリアから乗り換えるだけで、iPhoneの月額料金を安く抑えられます。
iPhoneは端末代が高いので、月額料金を抑えられると毎月の負担が軽くなりますよ!
具体的にいくら安くなるのか、【iPhoneを格安SIMで運用するとどれだけ安くなる?】で解説していますので、参考にしてください。
安くiPhoneを購入できる可能性がある
格安SIMで販売されているiPhoneは、最新機種でなく型落ち機種がメインです。
そのため、最新機種が出るたびに端末価格が安くなり、発売当初の価格より安く購入できます。
格安SIMの中には中古品を取り扱っているところもあり、中古品だとより安くiPhoneを購入できる可能性がありますので、iPhoneを安く購入したい人にも格安SIMはおすすめです。
格安SIMには契約期間・違約金がない場合が多い
格安SIMは基本的に契約期間を定めていないので、いつでも無料解約できます。
近年、キャリアもスマホプランから契約期間を廃止しましたが、旧プランには契約期間や違約金が設定されているケースもあるため、利用しやすさは格安SIMのほうが上といえるでしょう。
カウントフリーオプションを提供している格安SIMもある
格安SIMには高速通信を維持したデータ無制限プランはないものの、LINEやYouTubeなどの特定コンテンツがカウントフリー(データ無制限)になるサービスを利用できる場合があります。
そのため、LINEや動画・漫画や音楽配信サービスといった特定のサービスをスマホで頻繁に利用する方は、カウントフリーオプションを提供している格安SIMに乗り換えると、データ容量を節約できますよ。
格安SIMでiPhoneを運用するとどれだけ安くなる?

「格安SIMにするとスマホ代が安くなる!」と言われていても、具体的にどれくらい安くなるのかイメージが湧かない方のために、ドコモとUQモバイルを以下の条件で料金比較シミュレーションしてみました。
ドコモのシミュレーション条件
- 単体プラン:ギガライト(~3GB)/データシェアプラン:データプラス
- 各種割引なし
- iPhone SE(第3世代)※128GB
- いつでもカエドキプログラム適用
UQモバイルのシミュレーション条件
- くりこしプランS +5G(~3GB)
- iPhone SE(第3世代)※128GB
ここでは、単体のプランで契約した場合と、データシェアを利用する場合に分け、どちらもデータ容量が3GB未満の利用、2年契約はなし、iPhone SE(第2世代)で比較してみます。
単体のプランで契約した場合
単体プランで契約した場合の料金比較は、以下のとおりです。
月額基本料(単体のプランで契約)
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---|---|---|
月額料金 | 4,565円 | 1,628円 |
月額料金の差額 | – | -2,937円 |
2年間の月額料金差額 | – | -70,488円 |
月額料金を比較すると、ドコモのギガライトが月額4,565円、UQモバイルのくりこしプランS +5Gプランが月額1,628円と3,000円近く差が付きました。
2年間にすると約7万円も安くなり、浮いたお金で新型のiPhoneを購入することだって夢ではありません。
端末代金
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---|---|---|
端末代金 | 73,370円 (3,057円×24回) |
71,190円 (初月2,972円+2,966円×23回) |
いつでもカエドキプログラム※1 | -35,640円 | – |
実質負担額 | 37,730円 (1,640円×23回) |
71,190円 |
実質負担金の差額 | -33,460円 | – |
※価格は税込み表記。
※1:23ヶ月目にプログラムを利用する(端末を返却する)場合
端末価格はドコモの方が高くなっていますが、いつでもカエドキプログラム(端末を23ヶ月目に返却)を利用すると、最大24回分の支払いが免除になります。
そのため、実質負担分はドコモのほうが約33,000円安いです。
しかし、月額料金と端末代を総合で考えると、UQモバイルのほうが安いため、単体プランで契約するならUQモバイルのほうがお得です。
データシェアを利用する場合
次は、データシェアを利用する場合で料金比較をしてみましょう。
ただし、UQモバイルにはデータシェアプランがありませんので、先ほどと同様、単体プランの料金で計算していきます。
月額基本料(データシェアを利用する)
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|
---|---|---|
月額料金 | 1,100円 | 1,628円 |
月額料金の差額 | -528円 | – |
2年間の月額料金差額 | -12,672円 | – |
ドコモは親回線がギガプランを契約している場合、2台目は「データプラス」を契約すると、月額1,100円で親回線のデータのみをシェアしてもらえます。
そのため、毎月の料金はUQモバイルより528円安くなり、2年間では約12,000円もの差額が生まれます。
端末代金
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|
---|---|---|
端末代金 | 73,370円 (3,057円×24回) |
71,190円 (初月2,972円+2,966円×23回) |
いつでもカエドキプログラム※1 | -35,640円 | – |
実質負担額 | 37,730円 (1,640円×23回) |
71,190円 |
実質負担金の差額 | -33,460円 | – |
※価格は税込み表記。
※1:23ヶ月目にプログラムを利用する(端末を返却する)場合
また、端末代も23ヶ月目に返却した場合ドコモのほうが実質約33,000円も安く使えるため、データシェアで2台目を契約する場合は、ドコモのほうがお得です。
今回UQモバイルにデータシェア機能はありませんでしたが、格安SIMの中にはデータシェア機能を提供している会社は多いです。
データシェアを利用する予定の方はシェアサービスのあるワイモバイルやmineoがおすすめです
格安SIMを使うためのiPhoneの設定手順

格安SIMでiPhoneを使うまでの手順は、次のとおりです。
格安SIMでiPhoneを使うまでの手順
- SIMフリーのiPhoneを用意する
- 必要に応じてMNP予約番号を取得する
- 格安SIMを申し込む
- 格安SIMをiPhoneに挿入する
- 回線切替の手続きをする
- 端末上でAPN設定を行う
ひとつずつ解説していきましょう。
手順1:SIMフリーのiPhoneを用意する
格安SIMで利用する回線と、iPhoneを購入したキャリアが異なる場合、iPhoneがSIMを上手く認識せずインターネットに接続できなかったり、通話ができなかったりします。
そのため、格安SIMでiPhoneを利用するためにはまずiPhoneのSIMロックを解除し、どのキャリアSIMを挿入してもSIMが認識されるようにしなければなりません。
ただし、キャリアによってSIMロックの解除条件は異なりますので、手元にキャリア版iPhoneがある人は、「キャリアのiPhoneを使う場合はSIMロック解除が必要」を参考にしてください。
SIMロック解除が必要だった場合は、以下の場所で手続きを行いましょう。マイページから手続きを行えば手数料は無料です。(店舗の場合は3,300円)
キャリアのSIMロック解除窓口
窓口 | 営業時間 | |
---|---|---|
ドコモ | My docomo | 24時間 |
電話・ドコモケータイ:151 ・その他:0120-800-000 |
9:00~20:00 | |
ドコモショップ | 店舗営業時間内 | |
au | My au | 24時間 |
auショップ | 店舗営業時間内 | |
ソフトバンク | My SoftBank | 24時間 |
ソフトバンクショップ | 店舗営業時間内 |
※価格はすべて税込
ただし、格安SIM契約時にiPhoneをセット購入したい方や、Appleストアなどで端末のみ購入する場合、これらの手続きは不要です。
手順2:必要に応じてMNP予約番号を取得する
他社から格安SIMへ乗り換える場合は、現在の契約先でMNP予約番号を取得することで、乗り換え先の格安SIMに電話番号を引き継ぐことができます。
MNP予約番号はマイページや電話で取得できますが、取得日を含め15日間の有効期限があります。
有効期限内に回線切替を行わなければ、番号取得からやり直しとなりますので、MNP予約番号取得後はそのまま格安SIMの契約へ移りましょう。
手順3:格安SIMを申し込む
格安SIMは店舗から申し込めるものもありますが、いずれのサービスもオンラインからの申し込みがおすすめです。
オンライン限定の割引や特典を利用できる場合が多く、通常時よりお得に申し込むことができます。
お手持ちのiPhoneを格安SIMでも継続利用したい場合は「SIMのみ」、格安SIMの契約と一緒にiPhoneを買い換えたい場合は「端末とSIMをセット」で契約しましょう。
ただし、格安SIMのSIMカードには音声通話SIMとデータ専用SIMがあります。
料金はデータ専用SIMのほうが安いですが、データ専用SIMだとiPhoneで通話ができませんので、音声通話を利用したいなら音声通話SIMで契約してください。
手順4:格安SIMをiPhoneに挿入する
申し込み後、自宅に格安SIMのSIMカードが到着したら、一度iPhoneの電源を切り、SIMカードを挿入してください。
この時、SIMカードの向きを間違えると正しく認識されませんのでご注意ください。
手順5:回線切替の手続きをする
SIMを挿入した後は、SIMに同封されていた説明書やサポートサイトをもとに、回線切替手続きを行いましょう。
回線切替を行うと、次のAPN設定完了後、インターネットが利用可能になります。
また、回線切替を行うと、他社から乗り換えた方は現在契約中のスマホが自動解約され、別途解約手続きは不要ですのでご安心ください。
手順6:端末上でAPN設定を行う
iPhoneを格安SIMで使うときは、SIMカードを挿して初期設定が必要です。SIMカードの接続先を変更する「APN設定」を行うと使えるようになります。
APN設定とは「Access Point Name」の略で、iPhoneをモバイル回線でネットに接続するために接続先を指定する作業になります。
大手キャリアで販売する端末では、キャリアに合わせた設定が予め設定されていますが、格安SIMは自分で設定する必要があります。
接続設定とは言っても、難しいことはありません。
格安SIM各社の公式サイトから「APN構成プロファイル」と呼ばれる設定ファイルをダウンロードして、画面の指示に従ってインストールするだけで完了します。
プロファイルのダウンロードはWi-Fiに接続し、iPhone標準ブラウザの「Safari」を使って行います。
既にインストール済みのプロファイルがある場合や、APNを手動で設定している場合は一度プロファイルを削除してからダウンロードを行って下さい。
まとめ

格安SIMをiPhoneで使う場合の注意点やおすすめの格安SIMをご紹介しました。
国内で人気のiPhoneでも格安SIMは利用できるので、既にお手持ちのiPhoneがあればSIMカードを差し替えるだけで簡単に移行できます。
新たにiPhoneを購入予定の方も、SIMカードのセット販売や中古市場に多く出回っているため、初期費用を抑えて格安SIMに乗り換えできます。利用者が多いiPhoneだからこそ、分からないことがあれば身近な人に相談できるのも良いところ。
これから格安SIMへ移行する方は、今回紹介した内容に注意しつつ乗り換えるべきか検討してみてはいかがでしょうか。
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