iPhoneで格安SIMを使う方法を解説! ドコモ・au・ソフトバンクのiPhoneが安く使える

書いた人: とくめい

カテゴリ: ガイド, 格安SIM ,

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iPhoneで格安SIMを使う方法、乗り換え手順や設定まで解説!

格安SIM(MVNO)で携帯料金が安くなると巷で話題になっていますが、最近「私もそろそろ格安SIMを使ってみたい」という相談を受けることが増えてきました。

そこで今回はiPhoneで格安SIMを使う場合にどのような手順をとるのか、その流れや設定方法などを3ステップで解説していきたいと思います。

もちろん、現在ドコモ・au・ソフトバンクといった、大手通信キャリアのiPhoneを使っている方も格安SIMへ移行することが出来ます!

目次:

【STEP1】自分のiPhoneがどの格安SIMで使えるか確認する(キャリア別)

iPhone X
iPhone最新モデルも格安SIMで使えるが動作確認のチェックが必須

格安SIMをiPhoneで使うにあたって大事なのが、キャリアとの相性です。

iPhone 5以降のモデル(~ 5s / 5c / 6/ 6 Plus / 6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plus / 8 / 8 Plus / X / XS / XS Max)は音声通話・データ通信ともに、原則的に格安SIMで使用することができます。ただし、iPhoneの最新モデルに関しては、公式で動作確認が取れていないことも。

また、SIMロック解除をせずに今使っている端末をそのまま使用したい場合、お持ちのiPhoneを購入したキャリアによって利用できる格安SIMの種類が異なってきます。

格安SIMにはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線を使ったものがそれぞれあり、これまでと同一回線で使用する場合はSIMカードを契約して後述するAPN設定をすればすぐに使えるケースがほとんどです。ただし、MVNO(格安SIM事業者)やプランによっては最新モデルにまだ対応していなかったり、一部の機能に対応していないモデルがあったりするので、必ず事前に端末の動作状況を契約する格安SIMの公式サイトで確認するようにしましょう。

今お持ちのiPhoneがどの格安SIMに対応しているのか? キャリア別にまとめてみたので、参考にしてください。

ドコモのiPhoneの場合

ドコモのiPhoneの場合

ドコモ版のiPhoneは、これまでに販売されたiPhone 5s / 5c / 6 / 6s / 6 Plus / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plus / 8 / 8 Plus / X / XS / XS Max の全てに対応しています。

現在、普及している格安SIMはドコモの電波を利用したタイプが大半を占めているため、最も選択肢が多いキャリアです。

さまざまなMVNOが展開しているプランから自分にマッチしたものを選ぶことができるので、安心して格安SIMを使えると思います。

また、一部の例外を除き、ほぼテザリングに対応していることも大きなメリットです。

■ドコモ版iPhoneが使える主要MVNO
IIJmio(タイプD)
OCN モバイル ONE
DMMモバイル
DTI SIM
NifMo
nuromobile(ドコモ回線)
BIGLOBEモバイル(タイプD)
b-mobile(ドコモ回線)
U-mobile(ドコモ回線)
楽天モバイル
LINEモバイル
mineo(Dプラン)

なお、各MVNOごとに最新モデルの動作確認状況が異なります。

auのiPhoneの場合

auのiPhoneの場合

au版のiPhoneの場合、iPhone 5c~iPhone 7 Plusまでの機種をLTE用のSIMで使うことができます。また、iPhone 8以降のモデルを使う場合は、au VoLTE対応SIMのみ使用可能です。

iPhone 5c~iPhone 7 Plusまでのモデルでau VoLTE対応SIMを使用する場合は、必ずSIMロックを解除する必要があるので、注意しましょう。

au VoLTE対応SIMのみを取り扱っているMVNOもあるので、au版iPhoneは特に対応端末の確認が必要です。

また、音声通話・データ通信には対応していますが、一部の端末とMVNOの組み合わせを除いて、テザリングができないケースがあるのでこちらも注意してください。

■au版iPhoneが使える主要MVNO
IIJmio(タイプA)
BIGLOBEモバイル(タイプA)
UQ mobile
mineo(Aプラン)
・・楽天モバイル(au回線)

ドコモ版と比べて使える機能が制限されていたり接続できない組み合わせがあるため、「どうしてもau版で使いたい!」という場合でなければSIMロック解除をしたほうが賢明かもしれません

SoftBank(ソフトバンク)のiPhoneの場合

SoftBank(ソフトバンク)のiPhoneの場合

2017年3月にリリースされた日本通信が運用する初のソフトバンク系格安SIM「b-mobile S」の登場を皮切りに、U-mobile(U-mobile S)、nuroモバイルとソフトバンク回線を使ったプランが続々登場。

これまでSIMロック解除ナシでは使用できないと思われていたソフトバンクのiPhoneが格安SIMで使えるようになりました。対応機種はドコモと同様にiPhone 5以降のすべてのモデル(~ 5s / 5c / 6/ 6 Plus / 6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plus / 8 / 8 Plus / X)で、音声通話・データ通信ともに使用することができます。

ただし、まだ取り扱いのあるMVNOが少なく、選べるほどにプランが充実していない状況です。また、ドコモやau回線の格安SIMに比べると、若干価格が高めに設定されていることもネックになるかと思います。MVNO各社も従量課金制プランを設けるなど、価格やサービス面でも工夫を始めています。

■ソフトバンク版iPhoneが使える主要MVNO
nuroモバイル(ソフトバンク回線)
b-mobile(b-mobile S)
U-mobile(U-mobile S)
mineo(Sプラン)
LINEモバイル(ソフトバンク回線)
Y!mobile

【STEP2】iPhoneで使う格安SIMを選ぶ

格安SIMに対応したiPhoneを用意出来たら、次は格安SIMを購入してみましょう。

ここではiPhoneで利用するための格安SIMの選び方や、どのサイズのSIMカードにすればいいのかをご紹介します。

以下のポイントをおさえるだけで、どの格安SIMのどのプランが自分の使い方にマッチしているのかが見えてくるはずです。

失敗しない格安SIM選びの4つのポイント

①音声通話付きプランかデータ専用プランのどちらにするか?
②データ容量を決めて、それに応じた月額料金を見る
③通信速度の速さ、安定感がどうか確認する
④SIMカードのサイズ、対応回線に注意する

音声通話付きプランかデータ通信専用プランのどちらにするか?

まず、格安SIM・プランを選ぶにあたり、一番初めに考えるべきことは、「通話をするか、しないか」です。

大手キャリアと異なる特徴として、格安SIMには大きく分けて「音声通話付きプラン」「データ通信専用プラン」という2種類のプランが存在します。一言で言うと「音声通話があるか無いか」の違いです。

「音声通話付きプラン」だと080・090などから始まる番号で音声通話ができます。もちろんキャリアで使っていた番号をそのまま引き継ぐMNP(モバイルナンバーポータビリティ)にも対応。多くの方はこの「音声通話付きプラン」を選ぶことになります。

また、格安SIMで「5,10分間かけ放題」や「月間60分間かけ放題」など定額通話を希望する場合は、必要に応じて別途追加オプション料金を支払って利用する場合がほとんどです。こちらも通話頻度によって自由に選択できるようになっています。

もう一つの「データ通信専用プラン」は、2台目のサブスマホやタブレット、Wi-Fiルーターなど、音声通話を必要としない機器で使用する方向けです。音声通話付きプランに比べ月々700円ほど安く使うことができます。最低利用期間が無い(あるいは短い)のが特徴なので、お試し感覚で格安SIMを使ってみたいという人にもおすすめです

基本的なスマホ利用なら「音声通話付きプラン」、一歩進んでデータ通信のみを低価格で使うなら「データ通信専用」がおすすめです。

データ容量を決めて、それに応じた月額料金をチェックする

続いて毎月使用するデータ通信量を決めていきましょう。データ通信量の単位は「GB(ギガバイト)」で、キャリアでも格安SIMでも共通のものが使われています。また、ここで選ぶデータ容量で月額料金が決まってくることにもなります。

毎月データ通信量をどれだけ使っているかはキャリアの利用明細や端末の設定画面などからチェックできます。まずは自分の通信量を把握してから、使い方に合わせたプランを選択するといいでしょう

例えば、YouTubeを視聴した場合、単純計算でHD画質だと30分、240pの画質なら2時間視聴すると1GB近くになります(※モバレコ調べ。実際のデータと異なる場合があります)

大まかに分類すると、

スマホの使用頻度が少ない方 1GB/月
キャリアのプランにもある標準的な利用 3~7GB/月
頻繁にスマホを触り動画もガンガン観たい方 10GB/月~プランや使い放題プラン

がおすすめです。

通信速度の速さ、安定感がどうか確認する

格安SIMはどうやって選ぶ
通信速度の速さ・安定感を確認しよう

格安SIM選びにおいて最も重要なポイントが通信速度の速さ、安定感がどれだけ優れているかということです。

単に料金が安いからという理由だけで選んでしまっては、後々後悔する可能性があります。

そもそも格安SIMはキャリアの回線を間借りして回線提供をしている仕組みである以上、利用する時間帯や地域などによって、それぞれ通信速度の速さや安定感にムラが生じます。そのムラの大きさはMVNO事業者によって様々です。

通信速度とはつまり「つながりやすさ」であり、どれだけ快適にネットが使えるかという大きい指標になります。

また、モバレコでは独自のシステムを用いて24時間365日、格安SIM各社の快適さを計測しています。

当記事のダウンロード・アップロードもその計測項目の1つ。通信のつながりやすさ、動画再生の安定性など計7項目を総合的に評価した“24時間速度ランキング”もぜひ参考にしてみてください

格安SIM 24時間速度ランキング
複合的な総合速度測定!ランキングは毎週更新!

SIMカードのサイズに注意する

iPhone5以降はすべて一番右のnano SIMが利用されている
iPhone5以降はすべて一番右のnanoSIMが利用されている

SIMカードのサイズは標準SIM・microSIM・nanoSIMの3種類ありますが、iPhone5以降は1番小さいnanoSIMを使用します。

iPhoneの右側面にSIMカードトレイがあります
iPhoneの右側面にSIMカードトレイがあります

普段取り出すことがないので、中にはSIMカードを見たことがない人も居るかもしれませんね。
iPhoneのSIMトレイは付属しているSIMピンで取り外します。SIMトレイに空いている小さな穴にSIMピンを押し込んで取り外します。

トレイを引き出すと入っているのがSIMカード
トレイを引き出すと入っているのがSIMカード
SIMピンを押し込むと少しだけ飛び出てくるので、後はトレイを指で引くだけ
SIMピンを押し込むと少しだけ飛び出てくるので、後はトレイを指で引くだけ

SIMトレイを取り出しました。このトレイに乗っているのがnano SIMサイズのSIMカードです。5以降のiPhoneを利用する場合、nano SIM以外だと物理的に利用できないので、必ずnano SIMサイズを選択しましょう。

また、この中に電話番号などの情報が入っているので無くさないように気をつけましょう。

【STEP3】格安SIMを使い始めるための初期設定

格安SIMに契約したら、次は実際に使うためのAPN設定が必要になります。解説の手順通りに行えば、誰でもできる作業なので安心してください。データ移行についてもあわせてご覧ください。

APN設定を行う(接続先の設定)

接続設定は今回は私が持っているドコモのiPhone 5smineo Dプランというドコモ系の格安SIMで試してみます。基本的な手順は他のプランでも同様です。

まずはiPhoneの電源をOFFにして前述のようにSIMカードを抜き、新たに契約した格安SIMを金色の部分を下にしてSIMトレイに乗せます。

電源を再度ONにしてみましたが、これだけではLTEの電波を掴んでくれません。iPhoneをインターネットに接続するにはAPN設定(接続先の設定)が必要なのです(※APNはアクセスポイントネームの頭文字をとったものです)。

SIMカードを挿しただけではまだ使えない。接続先を設定しましょう
SIMカードを挿しただけではまだ使えない。接続先を設定しましょう

普段キャリアで使う分には必要の無い設定なので、初めて聞く方も多いかもしれません。ですが、格安SIMを利用する上で必ず行なうものなので覚えておきましょう。

iPhoneの場合は「構成プロファイル」のインストールが必要
iPhoneの場合は「構成プロファイル」のインストールが必要

少々聞き慣れないかも知れませんが、iPhoneの場合は「構成プロファイル」と呼ばれるAPNなどの情報が入力されたファイルが必要です。契約した格安SIMの公式サイトからファイルをダウンロードすることができます。

APN設定が完了するまではモバイルデータ通信ができないため、Wi-Fiを利用して構成プロファイルのダウンロードを行います。
もし家にWi-Fi環境がない方は無料のWi-Fiスポットを利用するといいでしょう。

下記のリンクでiPhoneを使った格安SIMのAPN設定方法を詳しく説明していますので、参照してみてください。

iPhoneのAPN設定についてはこちらをチェック

前のiPhoneからデータを移行する(iPhoneを買い換えた人向け)

もしもiPhoneを新しく買い換えたら、以前使っていたiPhoneからデータの引き継ぎを行いましょう。

iPhone同士のデータ移行は、

  • PCを使ってiTunesからバックアップを行う方法
  • PCを使わずiCloudを使う方法

の2種類が用意されています。
iTunesを使うとCDから取り込んだ楽曲データなども一緒に移行できるので、PCがある場合はこちらがおすすめです。

データのお引越し以外にも、各種SNSアカウントやアプリの引き継ぎ設定を忘れずに行いましょう。
キャリアから乗り換える場合は、キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)のアドレスは引き継げないため、Gmailなどに乗り換える必要があります。

【オマケ】格安SIMでもiPhoneでテザリング機能が使える

ドコモ回線・ソフトバンク回線の格安SIMであれば、追加料金無し不要で、iPhoneでテザリング機能を使うことができます。一方で、au回線の格安SIMでは一部テザリングを使用できない場合があります

実際に格安SIMを使ってiPhoneでテザリングする手順を解説したいと思います。ここではドコモ回線格安SIMを例に紹介します。

「設定」から「インターネット共有」をオンにする「設定」から「インターネット共有」をオンにする
「設定」から「インターネット共有」をオンにする

テザリングを行うには【設定】>【インターネット共有】からインターネットを共有にチェックを入れます。

Wi-Fi接続かBluetooth接続、もしくはUSB接続を選択しますWi-Fi接続かBluetooth接続、もしくはUSB接続を選択します
Wi-Fi接続かBluetooth接続、もしくはUSB接続を選択します

無線で接続するにはWi-FiやBluetooth接続になりますが、iPhone側でもONにする必要があります。接続が完了すると画面上部のステータスバーが青くなり、接続台数が表示されます。
他のアプリを起動している時でもココをタップするとテザリング設定画面に移動できるので覚えておくと便利です。

詳しくは以下のリンクをチェックしてみてください。

iPhoneでのテザリング方法はこちらをチェック

【まとめ】格安SIMに移行すればiPhoneを安く運用できる

キャリアで販売されている機種は本体代金の割引がある代わりに毎月の料金が高いです。2年を超えてしまうと割引も無くなり、料金がますます高くなってしまいます。

また、キャリアのプランは選択肢が少なく分かりづらい事が多いです。通話をほとんどしないのにかけ放題プランに入ったり、不要なオプションを付けられることもありますが、格安SIMでは豊富なプランから自分の使い方に合ったプランを選択可能です。

格安SIMの相性やAPNの設定などハードルが高いと思いがちですが、一つひとつ手順を踏んで設定すると初心者でも簡単に設定できます。

格安SIMに乗り換えて、よりお得にiPhoneを活用してみてはいかがでしょうか?

もちろん、電話番号そのままで格安SIMへ移行することも可能です。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

WEBデザイン・ガジェット・格安SIMなどに興味を示す鹿。大量のモバイル回線を元に沖縄でスピードテストを行っている。各社料金プランを調べたり、Androidのホーム画面をカスタマイズするのが好きです。自身のブログ「Creator Clip」では書きたいことを好きなだけ書いています。Twitter:@tokumewi